ラート情報誌「わっ!」

15号 2007

ラート協会オフィシャルホームページ http://www.rhoenrad.jp 

 

 7 世界ラート競技選手権大会 報告

 

 

2007516日よりオーストリアのザルツブルグで開催された、第7回世界ラート競技選手権大会に12名(男女各6名)の選手が参加しました。参加国は、オーストリア、ドイツ、オランダ、フランス、ノルウェー、スイス、ベルギー、アメリカ合衆国、イスラエル、日本の10カ国でした。シニア男子の出場選手は約20名、女子は約30名でした。日程と結果は以下の通りです。


日本チーム(選手と審判員)

 

 

 【日程】 516日 開会式517日 シニア予選、518日 ジュニア予選 団体決勝519日 ジュニア決勝 シニア決勝

 【シニア決勝結果】

男子シニア斜転決勝

 

 

 

女子シニア斜転決勝

 

 

 

名前

得点

 

 

名前

得点

1

Constantin Malchin

ドイツ

9.35

 

1

Janin  Oer

ドイツ

9.30

2

Achus Emeis

ドイツ

9.30

 

1

Nadine Münster

ドイツ

9.30

3

Jeroen de Bruin

オランダ

8.75

 

3

檜皮 貴子

日本

8.85

4

護得久 晋一郎

日本

8.60

 

4

Cécile Meschberger

スイス

8.50

5

森 大輔

日本

7.90

 

5

Solveig Krapf

ノルウェー

8.35

6

Leonhard Bakker

オランダ

7.30

 

6

Stefanie Stutz

スイス

8.20

男子シニア直転決勝

 

 

 

女子シニア直転決勝

 

 

 

名前

得点

 

 

名前

得点

1

Achus Emeis 

ドイツ

9.40

 

1

Cécile Meschberger

スイス

9.15

2

Strauß Hendrik

ドイツ

8.85

 

1

Annette Pusch

ドイツ

9.15

3

de Boer Rick

オランダ

8.20

 

3

檜皮 貴子

日本

9.05

4

松本 陽一

日本

8.15

 

4

Janin  Oer

ドイツ

8.95

5

Leonhard Bakker

オランダ

7.80

 

5

Sabine Krumm

スイス

8.70

6

小山 信博

日本

7.30

 

6

Solveig Krapf

ノルウェー

8.45

男子シニア跳躍決勝

 

 

 

女子シニア跳躍決勝

 

 

 

名前

得点

 

 

名前

得点

1

田村 元延

日本

8.95

 

1

Heidi  Hagen

ノルウェー

8.75

2

小山 信博

日本

8.25

 

2

Kirstin  Heerdink

オランダ

8.40

3

Achus Emeis

ドイツ

8.10

 

2

Kathrin  Schad

ドイツ

8.40

4

Leonhard Bakker

オランダ

7.90

 

4

Janin  Oer

ドイツ

7.70

5

Klimo Vincent

オーストリア

7.35

 

5

檜皮 貴子

日本

7.50

6

Julius Petri

ドイツ

5.35

 

6

Cécile Meschberger

スイス

6.85

 

【シニア個人総合および予選結果】

シニア男子

 

 

 

 

 

名前

斜転

直転

跳躍

合計

1

Achus Emeis 

ドイツ

9.10

9.15

9.00

27.25

2

Julius Petri

ドイツ

8.85

8.40

9.55

26.80

3

Christoph Clausen

ドイツ

8.75

8.40

9.00

26.15

4

Constantin Malchin

ドイツ

9.10

8.95

7.90

25.95

5

Strauß Hendrik

ドイツ

8.70

9.05

7.30

25.05

6

Tim Seidel

ドイツ

8.35

8.90

7.65

24.90

7

Leonhard Bakker

オランダ

7.40

7.45

8.25

23.10

8

松本 陽一

日本

6.90

7.80

8.25

22.95

9

小山 信博

日本

6.35

7.20

9.00

22.55

10

田村 元延

日本

5.55

6.45

9.45

21.45

 

 

シニア女子

 

 

 

 

 

 

名前

斜転

直転

跳躍

合計

1

Janin  Oer

ドイツ

9.20

8.90

7.35

25.45

2

Kathrin  Schad

ドイツ

8.35

8.35

8.50

25.20

3

檜皮 貴子

日本

8.25

8.25

7.80

24.30

4

Nadine Münster

ドイツ

9.05

8.75

6.40

24.20

5

Cécile Meschberger

スイス

7.90

8.80

7.20

23.90

6

Sabine Bierfreund

ドイツ

8.85

8.75

5.75

23.35

7

Tessa Krämer

ドイツ

8.15

8.00

7.15

23.30

8

Annette Pusch

ドイツ

8.35

8.80

5.70

22.85

9

Heidi Hagen

ノルウェー

7.25

6.60

8.50

22.35

10

Kirstin  Heerdink

オランダ

6.45

7.80

7.90

22.15

 

 

【団体決勝】

 

得点

1

ドイツ

64.05

2

日本(松本、森、檜皮、小山、護得久、田村)

60.15

3

オランダ

57.95

 

 今大会においても、日本選手は大活躍し、多くの選手が入賞を果たしました。中でも、男子跳躍で金メダルと銀メダルを独占したことは、歴史的な快挙とも言えます。また、団体戦も久々の銀メダルに輝き、世界に日本のレベルを示したとも言えるでしょう。

大会後の日本代表メンバー

 

 

今回参加した選手から大会を終えての感想をいただきました。ご紹介します。

 

 

筑波大学4年 森口更紗

 

はじめに、今大会の日本チーム出場にあたり、たくさんのご声援並びにご支援をいただきまして、本当にありがとうございました。私は世界大会初出場でしたので、見えない不安に押し潰されそうな時期もありましたが、皆様からの大きく温かい応援を胸に、無事大会に臨むことができました。

おかげさまで、跳躍も直転も、持っている実力を存分に発揮することができました。本番は緊張するのかと思いきや、多くのお客さんに見つめられることが快感に思えてしまうくらい、大変気持ちよくのびのびと演技ができました。私らしい演技を世界の舞台で発表できたことに、ラート競技者というよりも体操愛好者としての満足感を覚えました。

また、決勝進出者は強者ぞろいでしたので、決勝での演技鑑賞のみを考えても、私にとっては大変刺激的な大会となりました。今までの私は、新しい技に取り組む際、未知の世界に対する恐怖感のせいで、なかなか練習を前に進めることができない傾向にありました。しかし今大会で、実に様々な技を安全かつ華麗に行なっている選手の様子を生で見ることができ、ラートに対する恐怖感は薄れ、挑戦意欲がフツフツと湧いてきました。この気持ちの変容だけを取ってみても、ザルツブルグまで行ったかいがあったように思います。

初出場の私と、ベテランの先輩方とでは、たとえ同じ「日本代表選手」という肩書きであっても、それぞれに全く別々の想いが芽生える大会になったことでしょう。自分の中に芽生える新たな想いと出会うために、大学卒業後もラートを続ける決心がつきました。

応援してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。

 

 

 

『感動&忙』『感謝』

筑波大学4年 吉田望

 

今回の世界選手権で心に残った単語です。

『感動&忙』・・・とにかく忙しい大会でした。何が忙しいって、感動したり 、試技をしたり泣いたり笑ったり喜んだり悔しがったり応援したりビデオ撮ったりまた感動、感動、感動。。。という感じで多くの感情と行動が入り乱れる中、混乱してしまいそうな程、中身が濃い大会でした。もちろん、そんな中でもそれぞれの試技の時には集中できるように、選手同士助け合って、大会期間過ごした事は、とても思い出深く残っています。日本人選手、全員の素晴らしい活躍ぶりと各国のトップ選手が魅せる華麗でアイデア満載に演技に何度となく感動した事でしょう。とにかく『感動&忙』という言葉がぴったりな現場でした。

 

『感謝』・・・自分自身にとって今大会は15歳から始めたラート人生における分岐点になるであろうこと を予測していました。密かに心に決めていました。しかし、次回も可能ならば再び世界の舞台に戻ってラートがしたい、という感情が込み上げてきています。実際競技に未練が残っていることは事実なので今後どのようにラートと付き合ってゆくかは、じっくり考えてゆきますが、自分の人生を変えたラート、世界の舞台で味わったこの感動を現在頑張っている方々やこれからラートを始めようと考えている方々に還元できたら幸いな事であると心から思っています。私が、現在に至るまで、ラートを楽しみつつ、続けてこれたのは、私の出発地点である東海大学の先輩方、筑波大学の先輩と後輩のみんな、ラート協会の方々、トレーナーさん、家族、ラートに関 わる全ての皆様のご指導と応援があったからです。感謝してもしきれないほど感謝しています。ありがとうございます。今大会においても、支援金を頂きまして誠にありがとうございました。今後は、ラートの普及に何らかの形で貢献できたら嬉しく思います(もしかしたら、少しの間は未練たっぷりで選手として関わらせて頂くか もしれませんがよろしくお願いします!笑)。

 

 

 

 

筑波大学大学院2年 平倉朝映子

 

 今回の大会参加は、私にとって三回目のチャレンジでした。自分の中でのラートに対する様々な思いと周囲の方々から頂いたたくさんの応援を胸に、大会に臨みました.今回も,現地の方々の暖かさに胸を打たれ、日本チームの勇姿に感動し、自分自身に対する反省点も見つけ・・・と,本当にたくさんのことを感じ,学ぶことのできた大会でした.このようなすばらしい経験ができたのも、大会参加にあたり、たくさんの方々から頂いたお心遣いと応援のおかげだと思っております。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 自分自身の試技については、結果を伴うことはできませんでしたが、多くの反省点を見いだすことができました。特に、自分の練習不足と練習に対する甘さを痛感いたしました。また,今回大会に参加することで、今まで少し下火になってしまっていたラートに対するモチベーションが、また復活し,「次こそは!!」と思えるようになりました。

 年齢的にも、環境的にも「次こそは!!」を何度も迎えられる状況にはなくなりつつある今、それでも一日一日を大切に、これからもがんばっていきたいと思います。

 

 

 

「ラートの『わ』」

(株)オリエンタルランド m馬絵美子

 

皆さん、こんにちは。自分にとって2回目の世界大会にチャレンジしてきました。ザルツブルグでの1週間、多くのことに感動しました。中でも、多くの人との繋がりを感じ、多くの優しさに触れたことは、今後も忘れません。

日本チームによる日の丸を掲げた応援はどんなに心強かったことか。他国の選手やコーチ・観客からも何度も声をかけて頂きました。それに、大会に向けて練習している自分を励まし、応援してくれたのは、ラート仲間・家族・職場の仲間でした。大会会場のフロアに立った時、多くの人々に支えてもらいラートを続けられていることを実感し改めて感謝しました。

人との繋がり・ラートの「わ」を大切にしながら、今後も練習に励みます。まだまだ自分は未熟です。まずは今年の全日本選手権に向けて要練習です。自分を支えて下さっている方々に、一回り成長した姿をお見せできればと思っています。

皆さん、応援ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

 

 

 

「笑顔。そして、」

東京藝術大学 檜皮貴子

 

 日本に帰国した日、世界ラート連盟のHPで世界大会での自分の写真を見つけました。表彰台の上にいる私の顔。「私こんなに笑っていたんだ」と思った程、実力以上の顔で、その表情に本人が一番驚きました。

 今大会では、個人で銅メダル3個、団体で銀メダルを獲得することができました。日頃より応援をしてくださったいる皆様、この旅で共に過ごした日本代表選手のみんなに、心より深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 度々私は「なぜラートに取り組んでいるのだろう」と考える時があります。これまで、自分の思いと行動とが伴う明確な答えは持てませんでした。しかし、今大会を経験して、ぽつんと一つ自分の中に落ちてきた答えがあります。

 今大会で私は、自分の力のみで結果を得ている訳ではないことを改めて強く感じました。一緒に行く代表メンバーがいて、日本から惜しみない応援をしてくださる方々がいて、そして海外にも国を超えて応援してくださる人たちがいて。その人たちが、真剣に戦っている私を見守り、盛り上げてくれ、幸せにいてくれていることを強く感じました。

 写真の笑顔は、私を応援してくださった方々のあったかい気持ちが映っているのだと思います。私も、そんなあったかい気持ちを送ることができる一員になりたいと思います。

 真剣に戦い終えた先に、きっともっと大切なことがあると感じます。これまでいただいてきた結果に恥じないように、そしてこれからもっと成長できるように、これからもラートに乗り続けたいと思います。

 最後になりましたが、チームリーダーとしてご報告させていただきます。日本代表選手全員が怪我もなく大会を終え、日本に帰国しました。各選手がそれぞれ何かを思い、何かを感じることができた素敵な遠征になりました。日本チームへの応援、誠にありがとうございました。これからもよろしくおねがいいたします。

 

 

 

「幸せな時間。」 

... 六鹿弘子 

 

世界選手権が無事終了しました。選手全員怪我もなく帰国できたことを嬉しく思います。

2度も大会に参加でき、嬉しい反面、応援に応えられるだけの力が自分に足りないことも実感した今大会でした。出発前に「六鹿さん名古屋で一人だから大丈夫かと思って・・・」と心配して電話を下さった西井さん。「自戒しなさい」と檄を飛ばして下さった大島先生。大切な練習時間を割いて私の補助をしてくれた学生のみんな。いい結果が残せなくて本当に申し訳ないです。

しかし、支えてくれた皆さんの優しさや、現地での選手たちの強さを目の当たりにして、これからもラートを続けていく決心ができました。いつの間にかたくさん増えた愛知の後輩たち、大切な仲間です。私のできることは少ないけれど、自分らしくラートと向き合い、努力を怠らないように、仲間たちとステップアップしていきたいと思います。ラートをすることで得られた宝物をずっと大切にして進んでいきます。

皆さん、世界選手権のビデオをぜひご覧下さい。世界の素晴らしい演技と、日本選手の活躍を見て欲しい。そして、世界の舞台を目指して欲しい。みんなでラートの輪をひろげましょう!

現地で目の当たりに出来た私は本当に幸せでした。ありがとうございました。

 

 

 

「WM in Salzbrug

琉球大学体操部 田村元延

 

 初出場の世界ラート選手権大会はあっという間に終わってしまいました。初めての海外、初めての国際大会と初めてのこと尽くしの大会でした。私の今大会の出場が決まったのは今年の3月でした。2ヶ月間で直転、斜転、跳躍の3種目を調整することは大変でしたが、本村先生はじめ、琉球大学体操部員の支えもあり何とか大会に間に合うことができました。本当にありがとうございました。

 大会では総合10位、団体で2位、そして跳躍で優勝と実力以上の結果がついてきたと思います。直転、斜転ではまだまだ世界レベルには到底及ばないということを感じましたし、跳躍の決勝でも私の満足のいくような演技をすることができませんでした。しかし、このように、多くの課題が見つかったことはまだまだラートと付き合っていけることなので、とてもうれしくおもいます。また、大会を終えて私は今回の日本代表のチームワークも、とてもすばらしかったと感じています。このチームワークのよさが団体2位という結果を導いたのだと感じています。次は優勝を目指して頑張りましょう。初出場で一番年下と迷惑をかけたことも多々あったと思いますが、日本代表の皆さん、本当にありがとうございました。

 このように私は本当にたくさんの方々に支えられたおかげで、無事に世界大会を終えることができました。この感謝の気持ちを忘れずに、皆さんに恩返しをしながら、これからも、ラートと向き合っていきます。そして、また世界の場に立てるように頑張ります。

 

 

 

 

「打ち上げ花火」

琉球大学体操部 伊佐義史 

 

 プルルルル〜「もしもし伊佐君ですか?ラート協会の・・・。」地元沖縄からは遠き北海道でこの電話を受けました。思ってもいなかった世界大会出場の知らせです。半年ラートから離れていたのですが、それから猛特訓の日々でした。

 世界大会はすごい熱気で、入場のときから鳥肌が立ちました。跳躍のみに出場し、新技「後方伸身宙返り1回ひねり」を成功することができました。決勝には行けなかったものの、新しい乗り方を世界で披露したのは価値があったかと思います。試合に出場した時間は約20秒と一瞬でまさに打ち上げ花火のようでしたが、世界の雰囲気を肌で感じ、これからのラート人生の糧となるとてもいい経験になりました。

 大会出場にあたり、応援、援助等支えてくださった皆さま、まことにありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

「世界大会を終えて」 

 琉球大学体操部 護得久晋一郎

 

2回目の世界大会出場。世界トップクラスの選手が集う大舞台、ラートを始めたころから目指し、憧れ続けた夢の舞台で再び演技できたことを、何よりも嬉しく、幸せに思っています。また、団体戦で「チームの代表として・・・」という緊張感や責任感の中で演技させていただけたことも、非常にいい経験となりました。銀メダルまでいただいちゃって。喜びと感動の涙に溢れた、思い出深い大会でした。

大会期間中も、帰国までの間も、私を様々な面から支えてくださった皆様に対する感謝の気持ちでいっぱいでした。日々の練習で指導してくださった本村先生、自分の練習時間を割いて、笑顔で補助についてくれた体操部の皆、大会の会場で支えてくださった代表選手の皆々様、支援金を提供してくださった方々、大会直前に12日で沖縄まで助言しに来てくれた姉。数え上げればきりがないほど多くの方々に支えてもらえたから、この大会で演技ができたんだという事実を改めて実感しました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。私は幸せ者です。

ラートが好きです。まだまだこれからも続けていきます。きっと死ぬまで続くラート人生の中で、今度は自分が、学年や団体等の枠を超えて一人でも多くの方の支えとなれるよう、補助者として、審判として、選手として、あるいは別の形で?ラートと係わっていきたいと思っています。これからも宜しくお願いします。

 

 

 

「感謝,感激。」

筑波大学体操部(筑波大学大学院人間総合科学研究科) 小山信博

 

 まず、関係諸氏に心から御礼申し上げますとともに、無事に世界選手権を終え、帰国したことをご報告申し上げます。また、個人競技の試合結果を報告しますと、種目別跳躍で準優勝、種目別直転で6位、総合で9位という成績で大会を終えることができました。自分でも予想を大きく上回る好成績となったことは、皆さまのあたたかい応援があってのことと感謝しております。

 ところで、この度は私にとって2度目の世界選手権となりました。また,前回大会が終わってからというもの、世界選手権決勝での演技を夢見て準備をして参りましたので、誠に感慨深い大会でした。前回大会の跳躍決勝で檜皮選手の補助につき、

「次はのぶがこの舞台で演技するんだよ」

とささやかれてから、ずっとこの舞台を夢見てきました。

また、大会前の練習では、平常心を心がけながらも、なかなかうまくいかない調整にだんだんと焦り始めた頃、森選手に練習を抑えるように言われ、平常心を取り戻しました。不安は残しながらも体力を温存し、あえて会場での練習量を可能な限り少なくして本番に臨んだことが大きな勝因となったように思います。

 このように、成田を発ってからも道のりは平坦ではなかったのですが、決勝の跳躍を前に舞台袖に集合した際には、自分が世界選手権の決勝の舞台に辿り着いた実感に感動して、早くも涙腺がゆるみそうになっていました。そこで、松本選手が「涙は表彰台までとっておけ」と言ってくださったのですが、まさか、本当に表彰台にのることになろうとは。

まだまだ未熟な私ですが、経験豊富な先輩方の助言や励ましもあり、表彰台にまでのぼることができました。本当にありがとうございました。ますます練習に励み,私自身、より高みをめざすとともに、先輩方のような後輩の力にもなれる選手をめざして精進していきたいと思います。

 

 

 

「四年振りの世界選手権を終えて」   

富士電機アドバンスドテクノロジー(株) 森大輔

 

 4年前にも世界選手権に参加し、今回で3回目ではありましたが、全てが以前と異なる状況であり大変勉強になった、というのが率直な感想です。時は流れているので、いろいろ違うのは当たり前の事ですが、私にとっては社会人として参加という変化が一番大きかったように感じます。学生の時は、世界大会に出ること自体楽しくてウキウキしながら、ある意味、勢いまかせで試合に臨んでいました。たくさん練習できる時間もありました。今でも大会が楽しいのは変わりませんが、社会人としての視点を持ち、少し落ち着いた状態で、世界大会に臨むと、その難しさ、素晴らしさが改めてよくわかりました。試合の難しさ、真剣に勝負することの素晴らしさ、そこに関わってくる日頃の取り組み。これらいろいろな事が勉強になりました。これら勉強になったことを糧に、これからもラートに取り組んでいく所存です。

 大会全体としては、日本チームメンバーのメダル獲得(金、銀)に大変興奮しました。私は、もはや選手であることを忘れ、感極まっていました。日本にこのような選手がいることは素晴らしい事だと感じました。

応援して下さった皆様に心から感謝致します。これからも皆でラートを楽しみ、盛り上げましょう。

 

 

 

 

 

 

 

「大会を終えて」

東海大学OB 松本陽一

 

今大会は前回に比べて慌しくなく、宿泊場所、食事もともに良かったです。(前回の大会の運営は異常だった気がする)景色も良かったぁ!

私の大会の成績は前回に比べ順位は一つ落ちましたが点数は前回より上がり良くも悪くも無い結果でした。今回、斜転の決勝進出を目指していたのですが、前大会同様に予選で失敗をしてしまいました。また、直転はオランダ人に0.05点差で三位を逃し、悔しいさが残る結果でした。しかし、直転は満足いくパフォーマンスができたと思うので、その点では満足しています。

今大会、特に男子は全体的にレベルが上がっていて、男子ドイツ人の直転は皆減点の少ない完璧な演技で、9点付近または9点以上だったと思います。ドイツ人達のレベルになるには、僅かな足先、手先の曲がり、足の踏み変え、わずかなブレなど、日本では許されたであろう範囲を普段の練習から出来るようにし、簡単な演技でも手先、足先などに注意して減点のないものにしなければならないと感じました。また、跳躍では全日本大会であまり上位ではない二人が世界の表彰で12位を獲得したということは、いち早く日本も世界大会基準のルールに変更しなければならないと感じました。

最後に、練習で補助していただいた方、アドバイスをいただいた方、また、今大会に支援を下さった方、無事に大会を終え、日本に帰ってこられたのは皆様のお陰だと思います。大変感謝しております。

 

 

 

 

【事務局便り】

1.2007年第7回世界ラート競技選手権大会のビデオ販売 1式 3,150円+送料

*ご注文の際に形式をご指定下さい。(DVDまたはVHS

 

2.「がんばれ!!ラート日本チーム!!」へのご支援ありがとうございました。

下記の方々よりご協力いただきました支援金は、競技審判料やチームウェアに利用させていただきました。

 

 安西映子 大島林子 喜納笑子 西井陽平 長谷川聖修 檜皮道弘 本村三男 本村みどり 吉川泰昭 吉田由美 (敬称略)

 

 

 

【編集後記】

 全国各地で梅雨入りしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。16号は第7回世界選手権の報告をさせていただきました。私も選手として参加してきましたが、今回の日本チームは互いに助け合いの気持ちが大変強い、最強のチームワークでした。「ニッポン、手拍子3回、選手の名前、手拍子3回、ウーーオィッ!」これは前回大会に引き続き、今大会で行なわれた日本チームがメンバーに気合いを送る演技前のコールです。これから先、代表メンバーとして、または観戦で世界大会へ参加する際は是非やってくださいね。

 ラート協会広報部委員 檜皮貴子