ラート情報誌「わっ!」
第18号 2008年 新春
ラート協会オフィシャルホームページ http://www.rhoenrad.jp
第13回 全日本ラート競技選手権大会
13回目を迎えた全日本ラート競技選手権大会が2007年11月17〜18日の2日間にわたり、静岡県沼津市の東海大学開発工学部で開催されました。今大会は新たに予選会を導入しました。前年度各種目上位8名の選手は、シード選手として予選が免除され、各種目の決勝は、シード選手及び予選上位選手を合わせた16名で行われました。そのため、1日目は決勝進出をかけ白熱した演技を観ることができました。また、2日目は個性あふれる素晴らしい演技を楽しむことができました。
大会に参加された選手の皆さんより、感想を寄せていただきましたので紹介いたします。
東海大学2年 大河原 崇文
今年の大会は自分にとって二回目の大会で、去年の反省点をふまえ色々なところに気を配り演技をすることができた。結果は納得のいくものではなかったが良い経験ができたとおもう。また、他団体との交流ができたくさんの仲間と思い出をつくることができた。次回もまた高い目標を持ち頑張りたい。
美輪っかClub 瓦林 直
今回、3年ぶりに自身3回目の全日本大会に出場しましたが、今回は特別な大会であったと思います。それは、前回も今回も学生という立場には変化はありませんが、前回まではいつでも練習できる環境であったのに対して、今回は限られた時間と人の中で練習を行わなければならなかったためです。しかし自分で納得できる演技ができ、大変満足しています。この結果を出せたのも、皆様の協力があってこそであり、感謝してもしきれません。そういった意味で、今回の大会は人の力を感じることのできた大会であったと思います。
ART 六鹿 弘子
ラートに出逢って10年目の今大会。直転、斜転、跳躍、全てを失敗無しでできたのは、初めてのような気がします。審判に必死で、無心で演技できたのが功を奏したかもしれません。「通った!立った!」で満足してはいけないと思いつつ、ラートに乗れることが、ただ、嬉しいのです。直転の演技が2回もできて、幸せでした。
ラートが益々広まり、競技レベルも上がって、素敵な演技がたくさん見れるよう、応援し続けたいと思います。ありがとうございました。
第4回 世界チームカップ選手権大会
第13回全日本ラート競技選手権大会は2008年3月にドイツで開催される『第4回世界チームカップ選手権大会』の代表選手の選考を兼ねていました。選考方法は男女3種目総合得点の上位4名の選手とされました。但し、上位の選手が辞退した場合は繰上げとされました。
日本からは以下の5名が選手団として参加します。
筑波大学体操部2年 江塚 和哉 ( 直転 )
今回、チームカップに出場させていただくことになりました、筑波大2年の江塚です。ラートを始め2年目にして、このような機会に恵まれたことは非常に嬉しいことであると感じております。
今回のチームカップでは直転を担当します。直転は私の得意とする種目ではありますが、初めての曲付き直転ということもあり、悪戦苦闘の日々が続いております。まだまだ未熟な部分が多い私ですが、精一杯練習に励み、自分のできる最高の演技を世界の舞台にぶつけてきます。
皆さん、応援よろしくお願いします。
筑波大学体操部4年 古屋 欽司 ( 斜転,跳躍 )
このチームカップは私にとって初めての世界大会であり、参加できるということをとても嬉しく思います。しかも、最も力を入れてきた斜転の演技が出来るということは、これ以上ない幸せです。
ラートの楽しさに惹かれて練習をしてきた私ですが、今回はそれ以上のものを実感しています。代表として演技をするということは多くの人の想いを運ぶことであり、世界に日本のラート界の実力を伝えることでもあると思います。プレッシャーはとても大きいですが、私なりの精一杯の演技、こだわりの演技でそれに応えたいと思います。皆さん応援よろしくお願いいたします。
琉球大学修士2年 護得久 晋一郎 ( 直転,斜転 )
今回で3回目の世界大会への参加となりました。過去の成績から見ても曲付きの演技は決して得意とはいえませんが、少しでも高い点の出る、見ている人の印象に残るような演技ができるように頑張ります。直転は難度等に若干のルール変更があったようで、一筋縄ではいかないような気がしていますが、挑むことは得意分野ですので、体当たりでやってみようと思います。
斜転は地道な積み重ねしかありませんので、日々精進します。
いつも初心を忘れずに。練習でも本番でもラートを楽しんで演技をすることを心がけていきます。
世界大会へ参加するたびに皆様からいただく温かな声援は、琉大の体育館でも試合の会場でも大きな支えであり、力になっています。まだまだ課題の多いプレイヤーですが、応援宜しくお願い致します。
富士電機アドバンストテクノロジー梶@ 森 大輔 ( 斜転 )
チーム最年長選手となりましたが、まだまだ技術的にも精神的にも未熟な私です。
しかし、今年度、世界選手権、全日本選手権と経験し、たくさんの勉強をさせて頂きました。その勉強の成果を見せるべく、仲間と共にがんばります。このチームでがんばれることがとても楽しみでもあります。
このチームの中で私は斜転で出場致します。斜転は私の中でも大変思い入れもある種目ですし、自分らしい演技ができるよう、出来る限りのBESTを尽くし、日本チームに貢献したいと思います。
応援を何卒よろしくお願い致します。
東京藝術大学 檜皮 貴子 ( 選手団代表 )
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年の世界選手権で選手として参加する世界大会には区切りをつけ、今大会からは選手をサポートするスタッフの一員として参加させていただきます。選手時代にもチームリーダーを勤めたのですが、今回はその役割に専念することで今まで以上に選手のみなさんのお役に立てたらと思っています。
今回の日本チームは、世界大会初出場者2名と世界選手権決勝経験者2名で編成され、多くの可能性があるチームです。応援をどうぞよろしくお願いいたします。
たくさんの選手がこれから世界の舞台で活躍できるように、そしてラート競技がさらに発展していくように自分の役割を考え、携わっていけたらと考えています。まずは、今回の遠征で、選手の皆さんが力を発揮できるように、全力でサポートをしてきたいと思います。
日本チームへの暖かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。
【事務局便り】
@ 「第4回世界チームカップ2008」応援・観戦者の募集!
日程: 2008年3月13日(木)出発 3月18日(火)帰国 開催場所: ドイツ
大会1: 3月15日(土) World Team Cup T (Luedenshaid)
大会2: 3月16日(日) World Team Cup U (Wuerzburg)
*応援・観戦に行ってみたい方は、1月末日までに日本ラート協会事務局西井までご連絡下さいますようお願い致します。
A 「第4回世界チームカップ2008」日本代表チームサポーターの募集!
チームカップに出場する選手団の渡航や滞在に伴う費用の補助となる支援金を提供していただける方を募集します。物心両面から選手をサポートし、日本代表として頑張っていただきましょう。ご支援いただいた資金はチーム代表者へ事務局を通してお渡しします。
一口 ¥1,000より お振込先 郵便振替払込み |
00130-8-722012 日本ラート協会 〒187-0023 東京都小平市上水新町2-27-30 TEL:042-349-2024 |
*1.支援金のお振込みの際、通信欄に「がんばれ!ラート日本チーム!」と、ご記入下さい。
*2.締め切り2008年2月末日
B 「第4回世界チームカップ2008」試演会のお知らせ
2008年2月17日 13時〜15時 東京芸術大学体育館において、世界チームカップ出場選手に演技を披露していただきます。その後、壮行会を予定しています。ご都合よろしい方は是非、ご観覧下さい。
*ご観覧ご希望の方は1月末日までに日本ラート協会事務局西井までご連絡下さいますようお願い致します。
C 「第13回全日本ラート競技選手権大会」のビデオ販売のお知らせ
1式 3,150円+送料 ご注文の際に形式をご指定下さい。(DVDまたはVHS)
D 「国際ラート講習会」参加者の募集!
日程: 2008年7月24日(木)〜8月2日(土) 開催場所: デンマーク(Ringsted)
*講習会に参加してみたい方は、2月15日までに日本ラート協会事務局西井までご連絡下さいますようお願い致します。
【編集後記】
皆さん、あけましておめでとうございます。2008年干支は子、末広がりな“八”と子沢山な“ネズミ“、なんだか縁起の良い感じがしますね。今年はネズミのように小まめに働き、ラート愛好者を増やしたいと思います。
2008年、皆さんにとってステキな年でありますように!本年もどうぞよろしくお願いします。
ラート協会広報部会 m馬 絵美子